こんにちは。教室長高原です。

学習共同体グループでは小学6年生を対象に、社会科(歴史)学習の体験イベントとして社会見学を行っています。
毎年4月中に行っているのですが、新型コロナウィルスの影響で昨年、今年と実施を断念しております。
昨年は小中学校の登校停止もあり、生徒さんには何もしてあげられませんでした。
しかし今年は代替企画として、『歴史マスター』河浜会長が各教室を回っての歴史講座を企画しました。

矢野教室では、6月5日に無事行うことができました。当初は5月中の予定でしたが、
開催直前になって県から新型コロナ感染拡大防止集中対策が発令され、いったん延期、
延期が決まった際にはがっかりした様子で、「中止じゃないよね」「いつかやるんよね」と質問攻め。
何とかこの日の開催にこぎつけました。

当日は通常コース、受験コースの生徒さん全員に加え、興味を持ってくれた外部参加の方も2名。
実施前から大いなる期待を持ってこの日出席してくれました。

第1部は『歴史マスター』河浜会長による歴史講座「縄文時代から古墳時代までの人々の生活」。
ちょうど学校でもの歴史の授業が始まっていたところで、生徒さんにはより興味のあるお話だったようです。

 

このあとは第2部「勾玉(まがたま)づくり」です。
勾玉とは、弥生時代や古墳時代に盛んにつくられたアクセサリーですが、権力者などの限られた人たちしか
つけることが許されなかったようです。

当時は翡翠(ヒスイ)とか水晶とかが使われていたようですが、
今回は滑石(かっせき)という軟らかい石を使って、自分だけのオリジナル勾玉つくりにトライしてもらいました。

手順は主に2つ。①けずる、②みがく。
時間の都合もありある程度成形しておいたものを準備しました。
まずは紙やすりでひたすらけずる、けずる。

そしてみがいて仕上げ。つやが出てきれいなものができました!

生徒さんに感想を聞くと、
「縄文時代、弥生時代人たちの暮らしをくわしく知ることができた」
「無土岐時代とか、学校で習っていない知らなかったことを知ることができた」
「勾玉を作るのは大変だったけど、みがくときれいになったのはうれしかった」
「友だちといっしょの作業を作業ができて楽しかった」
と、参加した全員から「楽しかった」「ためになった」という評価をいただきました。よかった!
ふだん授業を受けている空間が、趣の違う体験イベント会場となり、生徒さんも楽しんでくれて、
とても意義のある時間となったものと思います。

今後も新たな体験イベントを検討しております。ご期待ください。